お知らせ

 

4月の戌(いぬ)の日・大安日・行持の紹介

4月の戌(いぬ)の日・大安日・行持の紹介

戌(いぬ)の日
 7日(土)と19日(木)です。

大安の日
 5日(木) 11日(水) 17日(火) 23日(月)
   29日(日)昭和の日[祭日]です。

4月8日は『花まつり』 お釈迦様の誕生日です。
*******                                         様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)を作って、その中に灌仏桶を置き、甘茶を満たし、誕生仏の像をその中央に安置し、柄杓で像に甘茶をかけて祝います。
甘茶をかけるのは、釈迦の誕生時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだとの伝説に由 来しているそうです。
当山でも本堂の正面にお祭りして御誕生を御祝いします。
是非、お参り頂き、甘茶を味わってみて下さい。

4月13(金)~~14日(土)
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鶴見の御本山『總持寺』の法要に出席いたします。

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崑崙椿と黒文字

 
 

春のお彼岸

雨のお彼岸の入り。
昨日、天気を予想してか何人かの檀家さんが御先祖様のお墓参りにお出でになりました。
私も生花の後片付けを兼ねて、一日早く歴代住職と寺族の墓を掃除しました。
朝のニュースで今日は卒業式を予定している学校が多いとか。
三月は旅立ち・出会いの時節ですね。
以前地区の広報誌に投稿した雑感を紹介します。

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『彼岸あけになると新聞が待ちどうしい。
教員移動の発表が掲載されるからだ。
今年は誰が移動するか?新聞発表の前から父兄の憶測が地区を駆けめぐる。
子供がまだ学校にお世話になっている為もあるが、特に本年は中学の『相談員』の職から解放され30日の離任式に出るようにといわれているせいか、一緒に過ごした先生達の誰が去っていくか気になっている。
思えば長いようで短い2年間であった。
『相談員』を委嘱された時、勤まるだろうか?の不安より、なんとかなるだろうという気安さで引き受けてしまったが、思ったより大変であった。
新日本語・学校内の事情その他、不知の分野が開けたが、それ以上に子供達に接する事・理解する事の難しさに自分自身が嫌になり、もうやーめたと何度も寺に帰ってグチをこぼした。
もし、縁が結べなければ、サッと職を引くのが「行雲流水」禅宗和尚の根底と心得ている?つもりだっからだ。
大智禅師様(1290~1366) の偈頌(詩集) の因事「事に因る」三首のなかの一つに

 有縁即住無縁去 縁有ればすなわち住し、縁無ければ去る
 一任清風送白雲 清風の白雲を送るに一任す

という句がある。正にこの心境でいるつもりであった。
しかし、永平寺73世熊沢泰禅(昭和43年遷化・世寿96歳)禅師様は
新任地への餞の言葉で「縁無ければ去る」ではダメだ。「縁無ければ力(つと)むだ」と示されたいう。
頭のなかで解っているだけではどうしようもない。
縁無ければ去ることの雲泥の差を知らされた。
春の移動で多くの人が新天地へ出発する。
行く人、残る人共に「縁無ければ力(つと)むだ」の言葉をかみしめたい』

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彼岸の入りの今日は、大阪の大相撲をあやかり、床の間で神様の世界の大相撲を開催いたしました。
「東~~寿老人 西~~大黒天」「のこった! のこった!」
方広寺派管長『間宮英宗』和尚の画に大徳寺派管長を務めた宗般玄芳和尚が賛をしています。
[寿老東方・・大黒西方・・互換角力・・福寿無量]とあります。

画を拝見すると、角力(すもう)は勝ち負けの競技ですが、どちらが勝っても恨みっこ無し、二神さまは角力そのものを楽しんでいる様に見えます。
日々こんな心境で過ごせるよう努めたいものです。

花は椿(日光)と玄海ツツジ 花入れは友人の手作りの瓠です。

 
 

春の訪れ

愚図ついた天気が回復し久しぶりの晴天。
裏山の様子を見に行くと蕗の薹が出迎えてくれました。
一雨ごとに春の訪れを感じます。
床に高橋泥舟の和歌を掛けてみました。
『消え残る 雪かあらんかとばかりに 木陰寒けく 梅咲きにけり』
花は藪椿と満開の河津桜、それから裏山でひっそり咲いている梅一枝。

 

それから今年も庭の熊谷草が芽吹いてきました。
春本番もまもなくですね。

 
 

三月三日は雛祭り

本日は雛祭り。

昭和61年、長女の初節句から毎年飾っています。
倉庫から雛壇、人形を出して飾りますが結構時間と手間がかかりますね!
倉庫と云っても床下の収蔵庫で、運び出すのに腰がいたくなってしまって・・・・・・
今になるとコンパクトな雛飾りにしておけばと思いますが、初節句の当時は初めての女児ということで、段飾りを選んでしまいました。
もう、お雛さまの前で遊ぶこともなく少し寂しい気がしますが、季節の行持を大切にしていきたいと思います。
そのうちに写真の掛軸を飾るだけになるかもしれません。

軸は岡田米山人(1744~1818)江戸時代の南画の大家です。

 

『桃尓久ミ また菊尓酌む盃能 め具里尽せぬ 御世曽 當のし起』

 (桃にくみ また菊に酌む盃の めぐり尽せぬ 御世ぞたのしき)

    七十五翁 米山人 子識書
紙雛自画賛で西村南岳の箱書きが付いています。

 
 

3月の戌・大安の日の 御案内

3月の戌の日は

 2日(金) 14日(水) 26日(月)です。

 2日・14日は大安と重なる戌の日です。

そのほかの大安は

8日(木)20日(火 春分の日)24日(土)30日(金)です。

 
 

安産祈願 奉納プロレス

本日、静岡の「あさひTV」が来山し、『安産祈願奉納プロレス』のロケが産女観音の境内で行われました。
3月20日深夜『ピエール滝のしょんないTV』で放映されるそうです。
撮影の様子を御紹介します。

 
 

春よこい 3月の戌・大安の日は 

まもなく3月というのに寒い日が続いています。
静岡市の当地はおかげで雪は降ることはありませんが、都心でも雪の予報とか・・・。
まさに
『窓前春浅竹声寒』[窓前(そうぜん)の春 浅くして竹声 寒(すさまじ)し』
   未だ春は先でしょうか?

写真は永平寺七十七世 丹羽廉芳禅師の永平寺東京別院監院の時に揮毫された書です。

3月の戌の日

 2日(金) 14日(水) 26日(月)です。

 2日・14日は大安と重なる戌の日です。

そのほかの大安は

8日(木)20日(火 春分の日)24日(土)30日(金)です。


やっと梅が開きはじめました。
『梅は寒苦を経て清香を発す』とあります。冬の厳しい寒さが綺麗な花を咲かせると云いますが、先日,雪庵廣録[永平寺七十三世 熊沢禅師の著書]を拝読していましたら、夏の厳しい暑さも必要と示されていました。
『梅は酷暑を経て清香を発す』ですね。

 
 

河津桜が咲き始めました

『願わくは 花のもとにて 春死なむ
  その如月の 望月の頃』   西行法師

涅槃会を迎え、お寺の山の『河津桜』が開花しました。
例年ですと2月に入ると咲き始めますが、今年は少し遅れているようです。
そういえば椿も・・・・・。皆さんの所はどうでしょうか?
夏の降雨量が影響しているのでしょうか?

明日15日は涅槃会。早速一枝を床の間の涅槃図にお供えいたしました。
山の河津桜は、檀家の方が自生の山桜に接ぎ木して育てたものです。
これが本当の『買わず桜』です・・・???

 
 

2月15日は涅槃会

世間ではチョコレートの贈物で賑やかな時期ですが、お寺では十五日のお釈迦様の涅槃会(御命日)迄、『佛遺教経』を読経するお務めが一日から始まりました。
インドの北部クシナガラという村で、沙羅の林に横たわり、弟子達の見守るなか、お釈迦様は旧暦二月十五日最後の教えを説き御亡くなりになったと伝えられています。
その時、頭を北側にし顔を西に向け右脇を下にした寝姿であったことから、死者を北枕にする習慣がうまれたと聞いています。
『佛垂般涅槃略説教誡経』(略して佛遺教経)はこの時の説法をまとめたものですが、教典を開くと、人は如何に生きるべきか、仏教徒として守るべき事は何か??等々、今の生活を考え直させれる事柄が多く示されています。
お釈迦様は、「世間の全ての物は絶えず変化している、一つとして同じ姿でいる物は存在しない。だから私が死んだからといっても嘆いてはいけないよ。私亡き後は自分自身を灯明とし、私の教えた真理(法)を灯明して修行していきなさい・・・」と教えています。
お釈迦様のご遺言を『自灯明・法灯明』(自らを灯明とせよ、法を灯明とせよ)といいますが、自分を灯明にするとはどういう事でしょうか?
我々はいつも他人や物を比べて考え生活しています。さっきの物の方が良かった、あっちの方が価値がありそうだ、何であいつが俺より先に昇進するんだ、何で俺はあいつに比べて運が悪いんだ等々
考えても仕方ないことを何時までも考えている人を愚かな人という。逆に自分の力の限界をわきええ、あきらめを付け、比べようともしない人を知恵の人という。自分と他を比べてできる差をとる事を差とり(悟り)といいます。
お釈迦様は決して他人を羨んだりせず、自分を大切に、頂いた命を大切にと教えられたのでしょう
部屋で暖をとる機会の多い厳寒の二月、熱いお茶を頂きながら、静かに自分自身をみつめなおしてみませんか
写真は当山伝来の涅槃図です。各所に本紙の筋切れ・胡粉の剥離他さまざまな傷みがきており、本堂再建200年までには修復したいと発願しています。

涅槃図

 
 

2月の戌の日 大安の日

今月の戌の日は 7日(火曜日)と19日(日曜日)です。
大安は 2(木)8(水)14(火) 20(月) 25(土) です。
2月に入って朝の室温は零度! 寒いですねーー。

御参詣の皆様には『本堂は夏用に出来ていますので・・・・寒くて御不便を御掛けいたします』と謝っています。
200年を経た建物で、床下が1mあり、また正面の大戸を開いて御参り頂きますの本堂全体を暖房するのは到底無理で本当に御不自由を御掛けしています。
せめて御祈祷・御札の説明のときは暖かくと思いホットカーペットを用意させて頂いております。

参詣の皆様からは『お寺は寒い処だから』と気づかいの御言葉を頂戴いたしますが、
御来山の節にはどうぞ暖かい服装でおいでください。

 
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