12日は中秋

12日は中秋の名月。
夏の行持(お盆・地蔵盆・施食反省会等々)に追われ暦を見ることもありませんでした。
最近気づいたこと。旧暦の15日が必ずも満月にはならないこと。
9月12日は旧暦の8月15日で満月ですが、来月になると満月は旧16日。知りませんでした。
それから、静岡では『盆』に栗・柿・里芋等を仏壇の上の棒に吊るす習慣があります。
未だ未熟でとても食べれる品ではありませんが、旧暦の八月盆ではこれからが栗等が美味しくなる時期。帰宅する御霊に旬の食べ物をと云う先人達の心遣いが判りました。
12日は澄みきった夜空の満月を眺められますように、良い天気になることを願っています。
そんな訳で掛物は『誰家無明月清風』
永平寺77世、当山の川向こう服織 洞慶院の住職をされた丹羽禅師が永平寺東京別院監院を務められている時の書です。

花は秋海棠と竜胆・水引草を活けて見ました。
境内を眺めると秋明菊(貴船菊)が一輪。秋が近づいています。

 
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