今日は『大安・戌の日』 縁起を担ぎ、新しくなったHPを本日オープン致しました。
縁起とか縁は日常よく使いますが、
曹洞宗の和尚様 大智禅師様(1290~1366) の偈頌(詩集) の因事「事に因る」三首のなかの一つに
有縁即住無縁去 縁有ればすなわち住し、縁無ければ去る
一任清風送白雲 清風の白雲を送るに一任す
「行雲流水」雲は風のふく方向に自然と流れていくという禅宗和尚の境涯を示した句があります。
写真は沢木老師の揮毫された画賛です。
しかし、永平寺73世熊沢泰禅(昭和43年遷化・世寿96歳)禅師様は
新任地への餞の言葉で「縁無ければ去る」ではダメだ。「縁無ければ力(つと)めよ」と示されました。
嫌なことがあると途中で止めてしまい、縁が無かったから・・・という性格の私。
頭のなかで解っているだけではどうしようもありません。
縁無ければ去ることの雲泥の差を知らされました。
4月は入学・就職・転勤・・・・・新たなスタートの月です。
新天地へ出発する人、残る人共に「縁無ければ力(つと)めよ」の言葉を共にかみしめましょう。