明けてましておめでとうございます。
平成24年の年頭にあたり、皆様方の御多幸を御祈念申し上げます。
写真は新年の本堂内外の荘厳風景です。
[caption id="attachment_808" align="aligncenter" width="500" caption="新年の本堂内陣荘厳"][/caption]
五色の幕・寺紋の幕で飾られた本堂。内陣の天女が舞う金襴の水引・柱巻きの奥に観音様が祭られています。
そしてその廻りには16人の羅漢様の掛軸・奥の床には郷土の南画家・高橋雲亭画伯が当山で描いた子供と遊ぶ布袋様の掛軸が飾られます。
十六羅漢図は県内のとても由緒ある寺院にあった品で、明治六年にその寺から功績のあった末寺に贈られた奥書が記されています。昭和50年代に古道具店で出会い支払いに苦労して手に入れ、その後、傷んでいた表装を5年かけて直したもので、寺宝として永く保存もらいたいと願っている品です。
又、高橋雲亭画伯の布袋図は戦前当山で画伯の画会が開かれたおり、当時の住職の希望で安産・子育てにちなんで子供を何人もあやしている布袋さんが描かれたと聞いています。
描かれてから常に掛けられていた為か傷みが酷くなり、再表具して現在は正月のみ飾っている一品です。