ギンナン 銀杏

秋になると毎日イチョウの落ち葉の始末とギンナン拾い、そして実が熟したら皮剥きして参拝者への御供物のギンナンに仕上げる作務が待っています。

先月の台風15号は全国各地に大きな被害を残しましが、
当山も倒木・ガレージの屋根の破損等の被害を受け、復旧に手間取りました。
そんななかで特に往生したのは、なんと言っても境内のイチョウの木の始末でした。
以前は夏前の風雨に因って自然にギンナンが間引きされて、秋に大きな実をつけていましたが、近年はそれが無くなり『鈴なり』状態。
この台風の強風でギンナンの実の重さも加わり、枝が折れその始末に手間が掛かりました。

ほとんど落ちたかなと思いましたが御覧の様に未だ実っており、風が吹くたび落ちてきます。

産女観音 銀杏

参拝の皆様には、ギンナン特有の臭いで御迷惑を掛けますが御許し下さい。
それから、決して手に触れないで下さい。
触るとひどく『かぶれ』ます。御注意ください。

毎年同じことの繰り返しですが、ギンナンの臭い・・・・・・
鼻がまがりそうです。

玄関の掛物は臨済宗 虎渓山の三島良純老師。吸江室と号し、『話尽山雲海月情』一行書です。
花は秋明菊を活けてみました。

 
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